ジェンドリン:こんにちは。
[聴衆が「こんにちは」と反応する。]
私はここにいてうれしく思います。私はロブ・パーカーに感謝したいです。彼をすでに知っている人もいるでしょう。トラウマ・ワークと一緒にフォーカシングを利用する、われわれの仲間の一人です。彼は私たちのうちこの3人が来るように手配したのですが、彼自身がここへあがる準備はしませんでした。それでわたしは彼の名前を挙げ、彼にあらゆる仕事、とりわけ私を調整(コーディネート)していることに感謝する必要があるのです。
さて、私はあなた方にフォーカシングが、単独では、ひとつの「方法」ではないということを話したいのです。フォーカシングは、我々のするあらゆることを深めます。我々がそれをしないというなら話は別ですが。それで、私は人々に、それだけでフォーカシングしないでくださいというのです。それを相互作用とボディ・ワークとあらゆるほかのことと一緒にしてください。
私は、ここでちょうど言われたこと、われわれが一緒に得ることができるあらゆる資源を引き出す必要があることに同意しています。フォーカシングは内面から起こるので、それはあなたがしているあらゆることと調和するのです。それは、あなたがしているものなら何でも、深くするでしょう。それは、独自のものではありません。あなたがそれを習得するときに、ほんの少しの間はそれがかなり独自のもののように見えるかもしれないけれども―。しかしいったんあなたがそれを得たなら、それはもはや独立してはいないのです。
私はもう一度自己紹介したいと思います。何故なら私は実のところ哲学者であるからです。私の訓練は哲学でありました。私の学位は哲学の部門においてのもので、私は私の人生ずっと哲学をしてきました。たまたまその実践的な側面が知られるようになったのです。ですから、私はあなた方にこれを直ちに話さなくてはなりません。
哲学は、読みこなすのがのがかなり難しいものです。あなたは5,6回、一文ごとに、あなたが解いているクロスワード・パズルのようにすべてを読まなければなりません。それで、私が印刷に出し出版したものの大部分は哲学ではありません。それは哲学から生じて離れています。それは単純、明快であろうと試みています。しかし、私が公表した沢山のものをあなた方はすでに知っています。それで今日私はあなた方をその哲学部分へ初めて触れさせたいと思います。
哲学は、共に働くのです・・・概念でさえないものと。それは何も内容を持っていません。ほとんど何も無いのです。
[笑い]
ジェンドリン:哲学は、ほとんど概念ですが、概念でさえありません。思索好きな人は、概念に取り組みます。哲学はさまざまな概念に働きかけるのです。これは大部分の人々にとって、奇妙な考えです。私が話す必要があると思うのは、私たちが展開しているところの特定の種類の概念、われわれの大部分が使うあらゆる概念から実に異なってるある種の概念のことなのです。
ある種の概念は、生きものをまず研究することから生じるのです。それはしていない。われわれの概念がまねているのは数学です。そしてそれは、われわれの科学技術のすべてを作ることにおいて、とても強力でありました。私は確かにそれを非難したりこき下ろしたり、あるいはそのようなばかげたことはしません。私はマイクロフォンに話しかけている。私はコンピューターでものを書く。ここに照明がある。科学技術がなければ、私はここにいなかったでしょう。しかし、生きているものにとって、科学技術はよいモデルではありません。なぜなら、それは分離した部品を作り、それらの部品を一緒にすることに関わるからです。生き物は分けられる部品から作られるのではありません。私はそれに戻りましょう。
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