2009年5月23日土曜日

翻訳日記6


この日記を書き始めたのは日曜の深夜。09/05/25

更新が滞っているが、訳は進んでいて、対訳がほぼ完了しました。ただ、打ち込むのが億劫になってしまい、どうしようかなと思っております。

翻訳は日本語をまとめたワードファイルで送る決まりなので、日本語を抽出して訳文の検討などを行うのですが、いくつか訳し直した箇所もあり、どれが決定版なのかわからない状態です。

今日は転寝をしていたので、まだ起きています。
仕切り直しをして、少しずつ作業を再開したいと思います。
本当は、眠れないので訳文を打ち込む作業しようかなと思ってパソコンを開きました。

下の写真は、訳したり音読するたびにマーカーや書き込みが増えていくテクストです。テクストをWriterに読み込んで印刷しました。ウェブをそのまま印刷するより文字が読みやすいからです。

フォーカシング:身体は内側から語る その20

それで、感情はいつもわれわれが学んだ物語の内側にあるのです。ご存知でしょう、文化的に、我々は物語から作られているのです。それが、我々がそれらを夜に夢見る理由なのです。ご存知でしょう。物語は、ただ語られているのではありません。物語はとても深く文化的に型にはまって[模られて]います。人間は単なる細胞ではなく、それらは動物であるだけでもなく、彼らは文化的な物語でもあるのです。

So emotions are always within the stories that we learn. Culturally, we're made out of stories. That's why we dream them at night, you know. Stories are not just told. Stories are very deeply culturally patterned. Human beings are not only cells, they're not only animals, they're also cultural stories.

それで、感情はいつもわれわれが学んだ物語の内側にあるのです。
1. So emotions are always within the stories that we learn.

ご存知でしょう、文化的に、我々は物語から作られているのです。
2. You know, culturally we're made out of the stories.

それが、我々がそれらを夜に夢に見る理由なのです。ご存知でしょう。
3. That's why we dream them at night, you know.

物語は、ただ語られているのではありません。
4. Stories are not just told.

物語はとても深く文化的に型にはまって[模られて]います。
5. Stories are very deeply culturally patterned.

人間は単なる細胞ではなく、それらは動物であるだけでもなく、彼らは文化的な物語でもあるのです。
6.Human beings are not only cells, they're not only animals, they're also cultural stories.

21に入る。
1. But, there is now another level.
しかし、いま別の次元があります。

2. The other level is where focusing comes from.
そのほかの次元は、フォーカシングが生まれるところなのです。

19-20,21の少しは、昨日作った訳文。訳出しながら英文を覚えているが、暗誦の完成、辞書を多用した訳文の検証はまた別の次元の話。木田元先生の話を参考に、一週間かけて復習をして、新しいパラグラフを増やすごとに古いものを外していくのがいいかもしれない。

終わりが見えかけて急ぎすぎた。中断するペースである。

ドキュメントにコピーして編集準備。
*エンクロージャリンクを追加。2009・05.27(火)

フォーカシング:身体は内側から語る その20
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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html
http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3
--
Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

--
ユージン・T・ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:からだは内側から語る.[ 第18回年次国際トラウマ会議,ボストン,MA において行われた講演の記録]..ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
から.

2009年5月22日金曜日

フォーカシング:身体は内側から語る その19

さて、ここでわたしが本当に言いたいのは、植物達や動物達や文化を持った人間達の上に、第4の段階があるということです。感情ではありません・・・感情は常に文化の型の内側にあります。
あ なたが発狂するとき、あなたが失望するとき、すべてこれらのことは文化の物語の内にあるのです。あなたは文化が起こるべきではないと教えるように扱われな い限り、狂いません。あらゆることがいつもどおりに(runs routinely)進むなら、あなたは狂いません。別の文化で、あなたはそのように扱われてそうなる(狂う)でしょう。しかしその文化では、彼らは違った物語を持っているのです。

Gendlin: Now, what I'm really here to say is that there's a fourth level, on top of the plants and the animals and the human beings with culture. Not the emotions . . . the emotions are within the cultural patterns. When you get mad, when you are disappointed, all these things are within cultural stories. You don't get mad unless you are treated in some way that the culture teaches shouldn't happen. As long as everything runs routinely, you don't get mad. In another culture, you would, being treated like that. But in that culture, they have different stories.


さて、ここでわたしが本当に言いたいのは、植物達や動物達や文化を持った人間達の上に、第4のレベル(段階)があるということです。
1. Now, what I'm really here to say is that there's a forth level, on top of the plants and the animals and the human beings with culture.
level「段階、基準、レベル」
*レベルって、いろいろな日本語になっているし、水準とか基準という言葉を使うとまた違う意味になるとおもうので、迷う。
*be to構文であることを見落としそうになった。1.私が本当に言わなければならないこと(必然?)、2.私が実際に言うことになっていたこと(予定)。

感情ではありません・・・感情は常に文化の型の内側にあります。
2. Not the emotions... the emotions are always within the cultural patterns.

あなたが発狂するとき、あなたが失望するとき、すべてこれらのことは文化の物語の内にあるのです。
3. When you get mad, when you are disappointed, all these things are within cultural stories.

あなたは文化が起こるべきではないと教えるように扱われない限り、狂いません。
4. You don't get mad unless you are treated in some way that the culture teaches shouldn't happen.

あらゆることがいつもどおりに(runs routinely)進むなら、あなたは狂いません。
5. As long as everything runs routinely, you don't get mad.

別の文化で、あなたはそのように扱われてそうなる(狂う)でしょう
6. In another culture, you would, being treated like that.

しかしその文化では、彼らは違った物語を持っているのです。
7. But in that culture, they have different stories.

夕方投稿を書き始めて、翌朝完成。ちょっと食傷気味。

ドキュメントにコピぺして編集準備。09/05/27
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*タイトルをドキュメントにリンクした。09/05/28

フォーカシング:身体は内側から語る その19
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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html
http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3
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Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

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ユージン・T・ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:からだは内側から語る.[ 第18回年次国際トラウマ会議,ボストン,MA において行われた講演の記録]..ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
から.

翻訳日記5の2

びくびくしながらブログを公開にしたが、思ったような反応もなく(何かインタラクティブ;相互作用的なものを期待していたのだが)、非公開で書いているのとあまり変わらない。しかし、公開には非公開にはない効果はある。インターネットに、開いていること。

不特定多数の人が目にしてくれるような(ここは逆説的な表現であるが)ブログではないにしても、検索して、訪問してくれる可能性がある空間で書き続けること。

私は対人関係が得意ではないし、メールのやり取りもどちらかというと苦手である。だから、自分本位に記事をpublishでき、そしてアナライザー(解析装置)などから、間接的にブログの訪問者と対話をする、ということを別のブログでも続けてきた。

下手な和訳だけではなく日記まで書き出して、そして読む人のことをそこまで考えているわけではない文章が、人の目にどのように映るのかと初めて自分を離れたところから見る視点を持つ。

こうして、プロフィールは公開していないにもかかわらず、(いい意味でも悪い意味でも)人柄の滲み出る文章を打ち込みながら、自己がどのように変容していくのかを見守ることをしていきます。

皆様の人生にも、そのような肯定的な変化を促進するものがありますように。

(それは、小さな一歩から、始まるはずです。)

追記:相互作用は、インターネットを介して訪問する皆様とのやり取りを言うのみならず、自分自身とのやり取りのことも言うはずだとこの記事を読み直して気づきました。

フォーカシング:身体は内側から語る その18

タイトルをドキュメントファイルにリンクした。09・05・28
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Gendlin: Once in a while someone will write, "Oh, I developed the double helix from a dream." Or somebody will say, "I got this in the shower."
ジェンドリン:時々、ある人がこう書くでしょう。「おー、私はある夢から二重らせん《生物学》を発展させました。」またある人は、「私はそれをシャワーの中で手に入れました。」というでしょう。

上の一文は17と一緒に訳した。

1.Now so those three levels you're sitting there being.
さて、そしてそれらの三つの次元があるところに、あなた方は位置しています。
*主文がYou’re sitting (SV)であるところまで分かった。there being those three levels. が後に続く倒置文だと思う。訳しにくいので後回しになった。文法的には?
*3つの次元が何か、はじめは分からなかったが、次のパラグラフを読んで、(植物、動物、人間)であることが分かる。

2.And they're familiar; just the concepts are new.
そしてそれらは馴染み深いものですが、ただ考え方は新しいのです。
*1.を訳すと意味合いが変わってくる。

3.We need a new kind of concept.
我々は新しい種類の概念を必要としています。

4. I worked these out over last forty years.
私はそれらをこの40年以上かけて作り出したのです。

5. It's not easy to read, but I invite you to look at it.
それは理解するのが容易ではありませんが、私はあなたにそれを眺めることをお勧めします。

6. It's on the web; you can find it.
それはウェブ上にあり、あなた方はそれを見つけることができます。

7. It's called "The Process Model"[*] and you might like the first few pages, even though it might take you a while to read them.
それはプロセス・モデル[*]と呼ばれています。そしてあなたはその最初の数ページを好むかもしれません。あなた方はそれらを読み上げるのに、しばらくの間かかるかもしれませんが。

*この記事は、数字、和訳、英文の順に書いています。昨日、暗誦まで取り組まなかったことを思い出しました。和訳から英文を空で再構成(再生)する際に間違えた箇所を含む一文を書き直すとき、私は英文を覚えることをしてみます。または単語の意味を調べる時に、英文を空で復誦しながら(つまり覚えてから)単語の意味合いを調べることもあります。そしてその範囲を広げていって、パラグラフを丸ごと覚えるのです。

フォーカシング:身体は内側から語る その18

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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html

http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3

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Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

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E.T. ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:身体は内側から語る.[第18回年次国際トラウマ会議 心 的外傷
,ボストン,MA. において行われた講演の記録].ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.htmlから

翻訳日記5


昨日、決めた一段落を訳すも、アップロードはしなかった。訳した勢いで書いてしまうのは、それはそれで意味があると思ったりする。翌朝書き込むのは少し面倒でもあります。
写真は、訳出した紙片、TFI翻訳ノート(単語帳)、愛用のシャープペンシル。このシャープペンシルは、ゴムのところが変質してきているのか、握り具合が変わってきて悲しい。新しい文房具との出会いもまたあることでしょう。

2009年5月21日木曜日

翻訳日記4

動画の追加に一時間以上かかり、すっかり疲労してしまう。
夕方の投稿は控えるといいのかもしれない。
メモ―(ノート)―ブログ
ノートに訳文を再構成する余裕が中断を防ぎ、質を向上させる。

追記
「フォーカシング:身体は内側から語る17」作業机の写真。

TFI翻訳ノート(単語帳)、和訳を書き付けた紙片、筆記用具など。

2009年5月20日水曜日

フォーカシング:身体は内側から語る その17 ☆

タイトルをドキュメントにリンクした。
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Well, the tissues developed this extra capacity to have an external environment in which they behave.
ええ、組織はわれわれがそのなかで振舞うところの外部環境を持つ能力を育てます[発達させます]。

And then only come human beings.
そしてそのとき、人間たちがやってくるだけなのです。

And we are completely continuous with that.
そしてわれわれはそれと完全に連続的なのです。

*Just our science of human beings is separate.
ただ人間の科学だけが独立しているのです。

So we study culture and history and all these wonderful things as if they came down from the sky.
それでわれわれは文化や歴史やあらゆるそれらのすばらしい物事を学ぶのです。まるでそれらが空から降りてきたかのように(came down from)。

But obviously they came up from the earth though us, into where we are now.
しかし明らかにそれらはわれわれを通して地上から芽を出し(came up from)、われわれが今いるところへ入るのです。

So the human level of culture and patterns and making and technology, and all that comes as a bodily process.
それで人間の水準の文化や様式、ものづくりや技術、そのすべては身体過程として生まれるのです。
*all thatを理解しかねる。

感想:暗誦プロセスに入ることができないと書いたあとで腰をすえて覚える作業に入った。勢い、次のパラグラフに入ってしまったが、そこでやめた。それ以上は進まなかったのかもしれない。
それから、日課の読売夕刊の英語記事に取り組んだ。余力があるということかな。夕方、この記事を書いているが、パソコンを開くことは考えていなかった。

デスクトップPC(M250V)から。
フォーカシング:身体は内側から語る その16


追記:出典を個別の記事につけることにする。
追記2:動画を追加。最後がどうして切れてしまう。(3回のアップロード毎の秒数の変化)36-39-43。サイズを小さくする毎に秒数が増えている。音声ファイルなので、画像を小さくすれば一発だとおもう。それにしても、100MBまでOKと書いてあるのだが・・・(おそらく400KBにすると丸ごと収まる模様。)



追記2:写真を追加。09/05/21
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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html
http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3
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Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

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ユージン・T・ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:からだは内側から語る.[ 第18回年次国際トラウマ会議,ボストン,MA において行われた講演の記録]..ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
から.

翻訳日記3

昨日も、音読をしたが、暗誦のプロセスになかなか入れない。

しかし、繰り返しで感覚は(遅かれ早かれ)取り戻せる(だろうことはわかっている)のであせることはないと思う。そんなことをずっと繰り返してきているのだ。

この訳出は、暗誦しながら進めていたが、訳出だけを急ぎ(途中から勝手に進んでしまい)、その後、長い中断に入った。

英文を丁寧に読むことで、日本語は「生成する」。翻訳のプロセス自体を、フォーカシングが助ける。私はフォーカシングができているのだろうか、英文を読めているのだろうか、と確かめたくなるが、それは、自分の体験過程が答えてくれるのだと、あるブログエントリが教えてくれた。


自分を信頼すること。

翻訳という生産(いわばプロセスの結果絶えず生み出されるもの)を最終目標にせず(プロセスで生み出されるものなのだから)、英文を読み(音読、素読)、調べ(辞書、単語・文法)、理解し(構文)、覚える(暗誦、暗写、短文から長文へ)過程に集中していくことで、産出される(結果)の出来不出来、進捗状況にとらわれることによるブレークダウンや、フラストレーションを回避することができる。また、スランプを感じたときは、そのこととワークするのが良いかもしれない。

英文そのものを読むことに集中することの積み重ねが結果を生み出すのです。

追記:その後、落ち着いて暗誦する作業に入りました。

2009年5月18日月曜日

翻訳日記2

頭からaudioをWindowsムービーメーカーで分割しながら校正、自身の記憶違いの訂正をしていった。その11まで。ブロガーは記事を更新しても、日付が更新されたり、その記録が残らないみたいなので、少なくとも日付だけは追記した。
ブログの記事は、基本的にはテキストを元に訳したものなので、audioと違う部分があるのだと思う。すでに校正済みの記事もあった。また、別に提出用のファイルを作っていたので、最終的な完成稿をそちらで作るつもりもあって、ブログの方はリアルタイムな記録を残す趣旨でもあった。(それはグーグルのドキュメントで作っている。)
しかし、ブログの方を基本にすると、どのパソコンからも閲覧できるし、ずいぶん作業の仕方が変わってくる。個別の記事を更新したら、まとめの記事にも変更箇所を反映させる余白が生じる。その作業自体が、テクスト理解を深め、読み書き聞く作業を通してテクストが血肉とさせる。
完成稿は最後の最後に持っていくことになる。
長い中断の意味も、訳出を急ぎすぎた為だとわかる。単語の書き出しも、必要なところだけ。それだけでは、十分ではなかったのだ。繰り返し吟味することで、読むに耐える日本語に仕上がっていく。自分自身の吟味するプロセスを通過したものが、他者の吟味のプロセスにも耐えるのです。
新渡戸稲造は一日3語主義といったそうです。英語の達人を目指すのに、現代の英語教育者の斎藤兆史先生は、少なくとも6語と言っています。どちらにしろ少なく思えますが、単語を書き出す作業は、難儀で、手が疲れます。斎藤さんが「これが正しい!英語学習法」で薦めている辞書の利用法に従うなら、一日6語書き出すと、手が痛くなって、翌朝に持ち越す心配さえある量だと思います。
ほかにすることのたくさんある社会人なら尚更、学生さんでさえ、英単語を書き出すためにそれほど時間を費やすことができるわけではないでしょう。これは、受験のための短期集中的な勉強ではなく、生涯にわたる修練を目指した単語数だと思います。そして一日3語、あるいは6語を、(終わりなく)継続的に覚えていくことは、もっと別の努力のモジュール(小さい尺度)を作り出すように思います。

翻訳日記

一月も更新を中断してしまう。英語学習もかねていたので、訳して英文を再生し(暗記)、暗誦を最終目標に進めていた。翻訳論には関心があるが、専門家でもないので、和訳の質を保証できないところがある。辞書と文法書を駆使、暗誦する過程で疑問点を潰していくので、その過程で日本語は磨かれていくが、それでも自分ではこれで完璧とまでは保障できない。それで「翻訳」の提出が遅れてしまうのである。
翻訳の質を担保しないなら、どれだけ仕事がはかどるだろう。インターネットの英知を借りることで訳文を修正していくことができたら、遅々とした推敲の作業は、加速度的に進んでいくと思う。
中断の過程で、「日本人と英語」(斎藤兆史、研究社)という英語学習本、「ウェブ時代5つの定理」「ウェブ時代を行く」(梅田望夫)などのウェブについて、またカスタネダの「未知の次元」(講談社学術文庫の訳本)を読みながら、カスタネダ自身によるアンソロジーを味読する英文読解の実践などをしていた。
私の夢はオープンソースへの貢献であり、必ずしもボランティアをしたいというのではなく、オープンソースを志向することがヴォランティア(自主的)な行為なのではないかと思う。そういう自分の思考と、翻訳ボランティアという社会的文脈がかみ合わなければ、私は自分によりフィットする文脈へと、シフトしていきたいと思う。
自分の考えを述べていくことには抵抗があるのだが、表現する行為自体が物事を変えていく力があると感じている。良いようにも悪いようにも。そのリスクをも引き受けながら、行動することで吟味する、ということを表現行為を通じて取り組んでみたい。(ブログには、そのような力があると信じている。)