2009年5月16日土曜日

これは、まったく別の行動です。(その25)


"Go to a place" means "get quiet, sit there and go to where the 'guest' would be".

「ある場所へ行け(Go to a place)」は「静かにしろ、そこへ座り、客(ゲスト)がいるだろうところへ行け」を意味します。

This is a distinct action, an internal action.
これは、まったく別の行動です。内面の行動です。

The guest isn't already there, just this difuse "Aa, aa, rr, rr" fury is there.
/構造が見えにくいが、be動詞以前が長い主語になっている。fury「憤激、激怒」、difuse「拡散した;散漫な、言葉数の多い」
客(ゲスト)はすでにそこにいなく、ただこの散漫な「あぁ、あぁ、るr、rr」という憤懣がそこにあるのです。

But, the "guest" isn't there.
しかし、客(ゲスト)はそこにいません。

Or the anxiety is there but the "guest" isn't there.
あるいは不安がそこにはあるが、「客(ゲスト)」はそこにない。

So what’s the "guest"?
いったい「客(ゲスト)」とは何だろう?

Well, the "guest" is a "that".
ええ、「客(ゲスト)」とは「あれ」のことです。

You say, "O-o-oh."
あなたは「お、ぉ、ぉー」といいます。

It takes a few seconds or a minuite or two minutes for this "that" to form,
この「あれ」が形を成すのに数秒か一分、二分かかるのです。

because it isn't there as a "that".
それは「あれ」としてそこにないからです。
’09/5/16

音声ファイル17/18(変動可能性あり)
後ろから二つ目のパラグラフの訳出。

写真は翻訳ノート(単語帳)と和訳、英文を書き付けた紙片。この日、入り口がふさがってしばらく入っていなかった和室に入り、本の整理、しばらく使っていなかった炬燵を6畳間の自室に運び込んだ。それから一月ぶりの和訳に取り掛かる。不思議なものである。

追記;英文を参照して、訳文から再構成した英文を訂正した。一部、原文とは違います。赤字は、訂正した箇所の一部ですが、冠詞など、日本人の苦手としている部分を私も良く間違えることがわかります。

また、理解のあやふやな部分が出てこなかったり、誤っていたりすることがあるので、それを丁寧に辞書で調べることで、ある程度一人で訳出を進めることができます。

追記2;なぜか、最初の一文が抜け落ちていた。古いファイルを探したら、該当箇所の訳を見つけたのでそれに手をくわえた。09/05/18

追記3:このパラグラフはその25。日本語のまとめを以下に掲載。09/05/26 mon

追記4:Googleドキュメントで編集。そのファイルをタイトルにリンクさせることを思いついた。タイトル下のリンクボックスにコピペ。

「ある場所へ行け(Go to a place)」は「静かにしろ、そこへ座り、客がいるだろうところへ行け」を意味します。これは、まったく別の行動です。内面の行動です。客はすでにそこにいなく、ただこの散漫な「あぁ、あぁ、るr、rr」という憤懣がそこにあるのです。しかし、客はそこにいません。あるいは不安がそこにはあるが、「客」はそこにない。いったい「客」とは何だろう?ええ、「客」とは「あれ」のことです。あなたは「お、ぉ、ぉー」といいます。この「あれ」が形を成すのに数秒か一分、二分かかるのです。それは「あれ」としてそこにないからです。

’09/5/16

フォーカシング:身体は内側から語る 25

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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html
http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3
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Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

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ユージン・T・ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:からだは内側から語る.[ 第18回年次国際トラウマ会議,ボストン,MA において行われた講演の記録]..ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
から.

感情はすでにそこにあります。(その26)

最後のパラグラフ。

対訳:
1-2.
Emotions are already there, you know. You feel them and say "Oh, I'm furious. Yeah, that's right."
感情はすでにそこにあります。ご存知でしょう。あなたはそれらを感じ、「おお、私は憤慨している。イェー、その通りです。」と言います。

But this we call the felt sense. And there's a fair amount of literature about the felt sense.

しかしこれはわれわれがフェルトセンスと呼ぶものです。そしてそのフェルトセンスについてかなり沢山の量の文献があります。

But you can call it anything you want.

しかしあなた方はそれをあなた方が望むいかなるようにも呼ぶことができるのです。
I call it a "that", because when it forms, it's so distinct.

私はそれを「あれ」と呼びます。何故ならそれが姿を現すとき、他とまったく別[明白]であるからです。
form(Vi.)「(ものが)形を成す」

It's in a different space. And time slows down there also.

それは違った空間の中にあります。そして時間はそこでもまた遅くなるのです[速度を落とすのです]。
It's in a different space. It's "Oh, I have that".

それは違った空間の中にあります。それは「おー、私はあれを持っている」です。

<少し長いが終わりまで>
The person is actively looking for it, actively inviting it.

人は積極的にそれを探し、積極的にそれを招いています。
actively (adv.):活動的に、積極的になどがあるが、言葉一つでニュアンスが少し違ってしまう。
Not inviting the anger.

怒りを招くのではなく
That's a different thing.

それは違うことなのです。

Inviting the "guest". Inviting the "that."

「客(ゲスト)」を招くこと。「あれ」を招くこと。
And then it comes.

そしてそれからそれは生じるのです。
The person is still actively interrogating this "that".

人はまだ行動的にこの「あれ」に(系統だった)質問[つまり尋問,審問]をします。
"What are you?"

あなたは何者ですか?
Thereby the person is much larger person, and the space is a much larger space.

それによって、人はずっとより大きな人であり、そして空間はもっとより大きな空間なのです。

And that's what these people are now going to demonstrate.

そしてそれが、これらの人々がいま示そうとしているものなのです。
Thank you.

どうもありがとう。
[Applause.]
[拍手]
[End of audio]
[音声(部分)の終わり]

最後のページ<5/5>の二つのパラグラフを訳出した。先に最後のパラグラフを記事にしてしまう。久しぶりなので、訳語に乱れ、また何時にもまして間違いが増えているかもしれない。また、これは紙片に書いたメモを書き起こしたもので、決して完成稿ではない。

[追記]英文テクストを参照して訳文から再生した英文を推敲した。

追記2:ナンバーはその26。
日本語のまとめ(26):感情はすでにそこにあります。ご存知でしょう。あなたはそれらを感じ、「おお、私は憤慨している。イェー、その通りです。」と言います。しかしこれはわれわれがフェルトセンスと呼ぶものです。そしてそのフェルトセンスに ついてかなり沢山の量の文献があります。しかしあなた方はそれをあなた方が望むいかなるようにも呼ぶことができるのです。私はそれを「あれ」と呼びます。 何故ならそれが姿を現すとき、他とまったく別であるからです。それは違った空間の中にあります。そして時間はそこでもまた遅くなるのです[速度を落とすの です]。それは違った空間の中にあります。それは「おー、私はあれを持っている」です。人は積極的にそれを探し、積極的にそれを招いています。怒りを招くのではなく。それは違うことなのです。「客」を招くこと。「あれ」を招くこと。そしてそれからそれは生じるのです。人はまだ行動的にこの「あれ」に(系統だった)質問[つまり尋問,審問]をします。あなたは何者ですか?それによって、人はずっとより大きな人であり、そして空間はもっとより大きな空間なのです。

そしてそれが、これらの人々がいま示そうとしているものなのです。どうもありがとう。

[拍手]

[音声(部分)の終わり]

フォーカシング:身体は内側から語る その26
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http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
http://www.focusing.org/gendlin/audio/gol_2235_audio.html
http://www.focusinglists.org/lecture/gendlin_trauma_2007.mp3
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Gendlin, E.T. (2007, June). Focusing: The body speaks from the inside. [Transcript of talk given at the 18th Annual International Trauma Conference, Boston, MA]. New York: The Focusing Institute.. From http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html

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ユージン・T・ジェンドリン(2007年,6月).フォーカシング:からだは内側から語る.[ 第18回年次国際トラウマ会議,ボストン,MA において行われた講演の記録]..ニューヨーク:フォーカ シング研究所..http://www.focusing.org/gendlin/docs/gol_2235.html
から.